Sランクの取り方(チェスト回収) 「League of Legends」

5試合前後でチェスト取れるようになってきたので備忘録がてら。

なお自分はランクがブロンズ4で、ノーマルでSランクを集めている程度です事ご了承ください。ランクや高内部レートのノーマルでは通用しない戦法もあるでしょうし。

 

 

Sランクについてはここが一番詳しかったと思う。

How to Get an S Rank in Every Game - LeagueFeed

 

次に勝ち方について

 

まず、レーン戦に勝つ

具体的なファーストリコールタイミング【初心者から上級者まで】 - LOLGaren

スケールするチャンプなら、殺されずに経験値を吸い、なるべくゴールドを集める。

死ぬADCは無能なADCだけ。サポートが消極的なのに、ADCが積極的にダメージトレードすると体力が削られて、ガンクが来た時運任せになる。自分の居る初心者帯だと相方が支援砲撃してくれないせいで不利交換になることはままあるので、一方的なトレードが出来る時だけトレードするのが鉄則。相方にfeedされるときついが、キルが取れないくらいなら後半戦で巻き返せる。(アーリ―チャンプは自業自得。)

スケールしないチャンプなら、相手をゲームから除外しないと存在する意味がない。いわゆる先出し出来ないチャンプ。その為には相手をリコールさせて成長させない必要がある。

その為の手段としてキルという行為があるだけなので、相手にミニオンをロストさせられない状況で戦うことは(ガンクを受ける危険性を考慮するに)利敵行為である。逆を考えるなら、ビッグウェーブをタワーに押し付けた状態なら相手がミニオンをロストするのでタワーダイブで1:1交換しても有利になる。仮にJGにガンクを受けても相手レーナーかJGを持っていければ、生き残った方はウェーブクリアに時間を割かれるので自チームは損はしない。

その為にはレーンの主導権が必要であり、それを得る為にミクロが必要なのだ。

スキルコンボをどう詰めるか?【ダイヤの友人のヴァイが下手すぎた話】 - LOLGaren

相手レーナーをキルする必要は無くて、経験値を吸わせなければ5vs4のゲームに出来る。1vs2が出来るようになったら、敵JGのガンクを呼んで1vs2に勝ち、5vs3のゲームにすれば、味方に依存せず勝てるだろう。その為には視界を取る為の有利を取り、その後視界を使って一方的な有利を取り続ける(視界が無い時、不利な時はちゃんと引く)必要がある。

無理してキルを取る、無理してウェーブクリアする、無理して視界を取ることは、このゲームを運ゲーにするので、有利を広げていくイメージが大切。五分五分のリスクを取らなければいけないのは適正レートだから。

 

レーンの有利を広げる

レーンの有利はゴールドの分配と視界の分配で広げる。つまりゴールドと視界を奪えるタワーの破壊が有利の広げ方の基本である。

オブジェクトの優先度は

ネクサス>命5つ>エルダー>ドラゴンソウル>命4つ>命3つ≒キャリーの命≒インヒビター+タワー≒バロン>命2つ>ヘラルド>ドラゴン>命1つ>タワー

取りやすいものの優先度は上がります。

つまり集団戦が始まるまでに有利を取るべきだと言うこと。

不利を背負って、誰が見ても取れないオブジェクトは捨てて他で優位を築くべきだということ。もしくは集団戦が始まる前のキャッチと、それを優位に進める為に複数人でデワードすること、そこに複数人出す為にレーンを勝っておくこと。(Botガンク→ドラゴンの流れ)

 

効率的にこれらのオブジェクトを取るためには視界が重要(JGの位置=人数差)

これ1本で全て分かる!完全解説LoLマクロ講座!! [LoL/しゃるる] [初心者講座] - YouTube

 

 

ビルドとルーンについて

いまいち自分は分かっていない。

ルーンLoL ALYTICSのプラチナ以上を見て

LoL Tier List - LoLalytics LoL Tier List for Patch 11.24

Highest Win BuildとMost Common Buildを見比べてHighest寄りに組んでいる。

特定の対面に強いルーンや、味方に不安を覚える時用の終盤強いルーンも考えておく。

試合に勝つためには対戦ゲームの定石を知っておいたほうがいい【スケーリングルーン】 - LOLGaren

 

ルーン例:

ショートトレードに強い:ボーンアーマー

ハラスに強い:息継ぎ

終盤向け:心身調整

 

Jannaのルーン構成例:

相方がAsheで序盤から強そう:ハラス用の彗星と追火、レーン維持用の血の味わい

相方がVayneで序盤の戦闘はしたくない:終盤のシールド重視でエアリー、英気集中、強まる嵐。

 

ビルドLoL Tier List - LoLalytics LoL Tier List for Patch 11.24

これの自分のチャンプのページを開いた後、一番右上の検索欄に対面チャンプの名前を打ち込むと対面ごとのビルドが出てくるので、ほぼその通りに組んでいる。

重傷やティアマット、涙、メジャイが早めのコアに書いてある場合、素材を早く積んだ方が強いので注意。

 

 

改めてSランクの取り方

コツは

・チャンピオンとしての仕事を果たす(タワー折る、ワードを壊す、守る、集団戦に強ければ集団戦を起こす、弱ければ集団戦を起こさないように対面を殺す、浮いた敵をキャッチする。)

・KDAではなく総ダメージや総タンク量の方が大事。瀕死の敵を追いかけまわすよりオブジェクトを取った方が時間効率がいい。(オブジェクトに繋がらないキルは安いので、クールダウン2分のウルトを使う価値は無いほど。)

・CSが大事なのではなく、CSを取らずにキャリーする事が不可能なだけ。

・相手にCSを取らせる行為はタワーを折られる行為同様オブジェクトを取られている状態、有利対面なら咎める。不利対面なら出来る事だけやる。(死んだらその時間経験値すら吸えない上、更に辛くなる。)

 

結論

・ちゃんとゲームをしていればSランクは貰えるようになるので、キルゲームをして遊ばない

・ゲーム中最も身近なオブジェクトであるミニオンウェーブはきちんと管理する

・有利を広げていく特性のこのゲームにおいて、自力で勝ちたいなら知識で有利を取っておく必要があり、勉強するべき。

今や資本主義において、子どもは負債である

資本主義を貶める意図はないが、社会主義との二軸で考えた時の指標の片方として。

 

今や多くの国に学校がある。

そして通学していることは能力の高さを示し、高度な段階に進めば進むほどより高度な能力を習得しているとみなされる。

 

このことは、子どもには教育費がかかるという事を示す。

金を稼いでくれるのは、しっかりと教育された優秀な子どもだけで、存在してくれるだけでいいというのは経済的なバックグラウンドの上に成り立つ言説だ。

 

つまり、子どもを産むことは生存の危機を感じないほどの金持ち以外にとってギャンブルと化したのだ。ギャンブルを忌避するこの国で子どもは産めない。

 

子供を産まない国でペットは飼育されるのは、ペットのリスクは管理できるし、安楽死も去勢も何もかもできる安心感が底にはある。

 

子供を人身売買できた時代には多産だったが、生産者責任とやらが現代人には降りかかる。社会全体で下支えしようぜ。他人事じゃないだろ、という声は誰に届くのだろう。

以上

「その仕事で”確実に”食っていけるかの判別方法」と「面接攻略法」

その仕事で”確実に”食っていけるかの判別方法を思いついたので書き記しておく。

 

 

①”その仕事での有名人・仕事の違いを何個ぐらいあげられるか”思い浮かべる。

 例)声優。大塚芳忠・・・軽薄さと渋さのある声。

      大塚明夫・・・心地よい低音とそれを彩るノイズ。

    アニメ声優。ナレーター。構内放送。

   自分は20個ぐらいあげられる。

②”その仕事になりたい人”の数を調べる。

 例)声優養成所への志望者が30万人らしいので、その前後の数だろう。

③ ②の数を①の数で割る。

 例)30万÷20=1.5万

④ ③の数の候補者と戦って自分が選ばれる自信があれば”確実に”食っていける。

 例)自分は1.5万人から選ばれる気がしないから確実に食っていける声優にはなれない

 

 

食っていくには

Ⅰ.実力をつける。 1.5万人から選ばれる実力があればいい。

Ⅱ.知識をつける。 ①の分析を進め、その仕事に求められる能力をより詳細に知る。

Ⅲ.より具体的な夢を持つ。 声優になりたい志願者数全体よりも、ある声優事務所のあるタイプの仕事を持つ声優志願者の方が競争相手が減る。

 

 

面接を攻略する

多くの凡庸なる就活同士諸君におかれましては、「実力を証明する何か」などないでしょう。せいぜいが運転免許でございましょう。そして面接で実力を証明できるはずがない。実力を本気で計測できる企業は複数回の面接ではなく一度で済むテストをするはずだから。

であれば面接で問われるのは、業界に関わる知識と具体的な夢である。

 

凡庸なる就活同士諸君におかれましては、この二つもさっぱりと無いだろう。

それゆえ、当事者意識を持つことが大事ではないかと思われる。企業の方と同じ目線に立ち、日々自分が働く上で疑問に思うであろうことを質問し、「居て当たり前の存在」としてふるまえた時に「自分が働ける場所」が出現するのではないだろうか。

「パレード」閉塞的な絶望の解放歌

五七五のように心に響く文字数があるとすれば、50音の使い方も名曲は優れているのではないか。子音と母音に色付けして考察を書くシリーズ。

 

パプリカ オリジナルサウンドトラック

パプリカ オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト:平沢進
  • 発売日: 2006/11/23
  • メディア: CD
 

 

考察

  • 響いて流れるような歌である。
  • まず、「eiauo」や「aiaaa」の様に連続する子音が基礎構造として存在する。
  • 次に、i音と次いでa音をを中心としつつ、ueo音がそこからの開放音として扱われている。特にi音が多くの文節に使われている。特に文末に使われることが多いのがこの曲のほどよい閉塞感を産み出しているのではないだろうか。
  • このi音による閉塞感を破る1つが「ouuoaeeoauu」の一節である。しかし歌の最後では「きょouioaeeoauu」と、i音の監視下に我々は戻る。そして「アーガ゙ガ」とi音の少ないコーラスに依存するのである。

 

 

色付け

子音::で色付け

母音:aiueo:で色付け

 

A1

uei eaii eiauo aaai

aiaaa uuaiaa iaiuoooio ui

aea iaii uuoiao aoii

aiaaa iauuiio enanoaiia ae

 

B2

aiaaa uua aeoo aaioa ena

iau iaaeoie oiieuoo

 

A2

inio ieaii eaiaui oou

aiina uuaiaaa ouuaueioo ooi

aau iaii oueiuiioe iei

ououo eaineni 

  きouano anoo ae

 

B2

ouaio oia aeeo iaia ena

aee eiinoaae inao uooii

 

S1

aa iuuo aaiuu iioaeoui

ouuoaeeoauu iioaoooi

 

A3

ouonoeuii iiiania iiou

aiina uuaiaa iioiaouio ooi

aea iaii uuoiao aoii

aoia eueuaauai 

  さaeaaioeaue aioo

 

B3

aiaaa euaaaoo ouaua ena

ueue aeiiua eoueue

 

S2

 

aa iuuo aaiuu iioaeoui

ouuoaeeoauu iioaoooi

aa ioueuuuoo iioaeouu

ouioaeeoauu iioaoooi

 

 

 

 

精神的自傷がテロリズムを起こす。安楽死推進派の反省

旧題:死ぬ権利と生きる権利と、優生思想

※この記事は何度か加筆修正を加えたものです。

anond.hatelabo.jp

nyaaat.hatenablog.com

 

匿名ダイアリーやニャートさんの記事を読んでいて思ったが、この事件に関わる議論には幾つかの位相がある。

大筋で言えば他人を安楽死させる議論自分が安楽死する議論がごちゃ混ぜになっている。次に障がい者・高齢者にとっての安楽死そうでもない人間にとっての安楽死もごちゃ混ぜになっている。

 

それから、優生思想についてもその適用段階においてブレがあるように感じた。

劣った人間はそのからして排除すべきという社会至上主義ナチスのイメージ)の優生思想と、生産性の低い人間は社会の恩恵から排除されるべきという資本主義の優生思想の二つに概ねブレている。

 

自分の場合、生産性が低くなったら障がい持ちでなくても社会から排除されるだろうから、そうなったら死ぬという選択肢も欲しいと思っている。

これは自分の留年経験から来ている。自分は大学にこれ以上通う必要はないと思っている。でも、退学すると大卒採用という社会からは外れる。だから留年という延命措置を続けている。大学を卒業できない無能を社会から排除するのは資本主義の理念に適っている。けれどこれは「社会に必要とされる能力における優生思想」である。7留で大学中退するかもしれんと言っても話を聞いてくれる会社はそこそこある(ある側面では優秀な人間なので)。

であるなら特定の社会から排除されてしまう人間がいる以上、むしろ積極的に排除される自由もあるべきだと思うし、弱者の意見が通りにくい政治の場で、弱者保護の政策が出来ることを期待するよりも積極的に排除される自由を認めて、弱者の命を交渉材料として政治のテーブルに乗せた方が、弱者の政治的交渉力と主体として生きる力は増すのではないかと考えている。

 

 

若者は想像以上に困窮している。

p-shirokuma.hatenadiary.com

「若者の給料は安い。」+「報酬は能力を反映する」+「低い能力の人間は尊重されない」→→→ ≒「若者は要らない」

 

シロクマさんは優秀な育児者しか求められていないハードルの高さを指摘していたが、素直に社会の通念を受け取ると、無能な育児者がお呼びでないのではなくて、上記の計算式ではむしろ「若者自体、赤ん坊自体が要らない」と言われているように感じる。

 

だから自分は既に社会は未来の世代を殺していると感じている。なので安楽死で人が死ぬと言われても既に未来の世代が死んでいるとしか思えない。

 

安楽死で弱者が減ると力を増すのは(需要と供給のバランスから言えば、弱者の供給が減るので)弱者で、弱者が減ると困るのは相対的に地位を落とす強者だ。

安楽死を合法化して自殺を殺人だと違法化すれば、現在よりも行政が自死に対して交渉する余地ができる。命の価値は軽くならないはずだ。

 

国の財源から養える国民の数には現状上限ができている。極論の仮定として、子供を一人産むごとに一億円貰える社会では子供の数が増えるだろう。少子化している国では、子どもは養うに値しないだけなのだ。優生思想は制度化せずとも既に実効力を持っている安楽死を合法化しないと、弱者の代わりに別の弱者が死ぬだけだ。弱者の一人たる若者として、自分が死ぬ時には穏便に死にたいというだけなのだ。

無駄に生きて弱者の供給を増やし、奴隷として仲間まで安く買いたたかせる人生も、列車の車輪に身を切り刻まれて終わる人生もまっぴらごめんというだけなのだ。

 

補論

この記事の結論は、「弱者に決定権が欲しい」だ。しかし僕は現在死のうとは思っていない。だから今苦しんでいる人に接する人から見れば僕の主張は暴力的に感じられるだろう。そして僕が弱者を苦しめる強者に見えるだろう。

だが年収と産まれてくる子供の数の関係に見られる通り、経済的弱者は子どもを増やせず票田を増やせない。従って経済的弱者は政治的弱者に繋がる。一方で安く買いたたけてしかも国籍がない労働者が輸入されてくる。「立場の弱い人間を増やすこと」は強者に有利な需給関係を固定することだ。

 

 

しかし弱者を弱さから解放する技術もある。

例えば遠隔操作ロボットを使えば、寝たきりの人でもロボットの身体を使って仕事ができる。

orihime.orylab.com

 

もう少し希望のある未来はくるのかもしれない

 

 

反省

何日かこの議題について考えてみた。その結果最初の結論よりも期待のある結論に書き変わった。

自分は精神的な自傷癖がある。ただ、今回の安楽死という話題に関してはもう少し慎重に考えるべきだった。自分が勝手に絶望するのは勝手だが、ある制度が適用されるのは自分よりも圧倒的に”他人において”適用されるのだ。

 

議論においては他人の視点を優先して議論すべきだと学んだ。

 

 

 

”楽しみな”お祭りとは?

どうも、運動不足マンです。

 

自分はオリンピックに全く興味がないんやけれど、世の中にはそれを楽しみにしている人がたくさんいるらしい。

 

なら、自分ならどういうイベントなら見たくなるか、考えてみた。

 

 

発想元↓

www.youtube.com

 

 

サムネに反してロザンさんが中庸的な議論をしようとしてはったので、自分も少し建設的なことを考えてみようと思った。

 

自分はどういうイベントなら見たくなるか

動画の話題から「世界けん玉大会よりオリンピックが応援される」という発想を取り上げたい。

僕はこの両方に現在興味を向けてはいない。しかし、どちらかの切符を買って見て来いと言われたら、けん玉大会を見に行く気がする。オリンピックはより参加者全員を応援するシステムにできていないからだ。オリンピックほどの大きな大会になると、全ての競技の全ての試合を網羅的に見ることは出来ない。必然”日本の”強い競技の”日本人”チームの出る試合が日本においては主役として扱われる。

基本的に自分は主役の存在しない「戦略ゲー・シミュレーションゲーム」を好む人間なので主役を決められると面白くない。ところが、オリンピックは強者のスポーツだ。各国の強いアスリートたちが集められている。男女混交競技にできないのはオリンピックにおいては参加者の多様さよりもただひたすらに”強い”ことがオリンピックでは正義だからである。その意味でオリンピックは「みんなのためのお祭り」ではない。「競技者のための祭典」なのである。*1まともに競技に取り組んだことのない自分としては、オリンピックは自分事ではなく、他人事なのだ。

 

自分がどのようなイベントなら見たくなるか。「競技者のための祭典」ではなく、素人や運動音痴も出られる「みんなのお祭り」なら見たい。自分と似たようなひきこもりチームがいたら応援する。けれども多様な人間を選出するのは、強い人間を選出するよりも難しい。

 

 

国家規模のお祭りは不可能なほど、国は大きくなった。

「みんなのお祭り」の実施には多大なコストがかかる。興味を持たない層をオリンピックに呼ぼうとするなら、現在興味を持っていない集団の代表を探して呼ぶ(ワリと多大な)手間と金がかかる。だから、自然な形で「みんなのためのお祭り」を実施することは難しい。

 

 

楽しみなお祭り

「国家規模で全員が一度に」楽しめるお祭りの開催は現代において自然には作れない。ブログやYouTubeInstagramのように人が入れ代わり立ち代わり存在しているなら”全員を”集めるコストを支払わなくていい。

現代人はずっとSNSという「お祭り」に参加し続けているんではないだろうか。

*1:パラリンピックにおいては、例えば車椅子バスケでは障がいの軽重がバランスよく揃うための仕組みがある。障がいを持たない人間は競技から排除されているが。

美術の授業で作品を完成させられないのはリアルだ。

リアル

www.youtube.com

美術の時間と作品の完成

Highly Sensitive Person(和訳:めっちゃ繊細すぎる人)についての動画を見た。

 

その動画に付いたコメントで「美術の授業で作品を作る時、悩み過ぎて一つも完成させた事が無い。 そもそも、完成した作品を評価されるのが嫌だ。 自分が満足した物しか世に出したくない。」というものがあった。

 

自分も美術の時間に作品を完成させたことが一つもないタイプだ。

あれを直そう、これを直そうと少しづつ手直ししている内に製作期間が終わってしまうのだ。放課後にも毎回居残りして終わらせようとするのだが、終わらない。

 

授業時間の過ごし方

けれど、これは授業時間の過ごし方として相応しいのではないだろうか。

「美術の時間に最も求められること」は作品を完成させることだろうか。

 

否。

 

美術の時間を過ごすことだ。

作品が出来たからといって勝手に退席する自由は学生にない。 

 

 

「追加質問」

石膏像を1つ作る授業中に、石膏像を3つも4つも作る人間は評価されるだろうか。

「応答」

平等性を重視するタイプの学校教育では、教材が不平等に配分されることは許されない。よって原則二つ目以降の石膏像製作は禁止となる。

 

適応する人類

本来技術とは試行錯誤の中で身に着けていくものである。しかし学校の授業では試行錯誤は出来ない。教材が一人一つしかないからだ。ぶっつけ本番の高ストレス下で育った人間はなるべく挑戦しないようになっていく。自分で挑戦する機会が本番しかない以上、他人の失敗から学ぶのが合理的だからだ。*1いくら時間を費やしても完成しない場合、課題の完遂を目的としていない可能性がある。一発勝負は基本的に負け試合として回避されて、だらだらとした完成しないための”努力”が作品を”完成”させるための最善手になる。挑戦できない環境で仕事の能率が下がるのは、生物集団が現実に適応する戦略をとっているが故の、合理的帰結だ。

 

 

 

こうならないための改善授業案:

「5人に教材を4つ与えて、協力して作品を4つ作れ、その内一番良くできた1つを評価する。」とする。

 必要となる教材(コスト)は0.8倍になっている一方で、試行回数は4倍近く稼げる。

教訓:金がないなら人を使おう。(良い意味でな!!!)

*1:めちゃくちゃ難しい課題に取り組むときに全員が「いっせーので!!!」で取り組むと、99個の失敗作と1つの凡庸な作品が出来るケースが想定される。しかし「お前やれよ」と他人を蹴とばして挑戦させると、後にやる人間はその人間の失敗から学ぶことが出来る。その際より失敗する確率が高い弱者から挑戦させることで、効率的に学ぶことが出来る。40個の失敗作と50個の凡作と10個の傑作が産まれるかもしれない。こう考えると高ストレス下のデス・ゲーム参加者達が足の引っ張り合いして、僕のようなヒョロガリをまず生贄にすることには一定の合理性がある。南無。(でもいじめはアカンで)